新学期を前に“将来”を考える

短い春休みがやってきましたね。あと数日で4月、進級・進学の季節です。
広大な夏休み、年末年始を挟む冬休み、そして去る学年への寂しさと迎える学年へのドキドキで少し心が落ち着かない春休み。
毎年申し上げていることですが、中学生の塾生諸君にとって数ある休みのなかで一番大切に過ごして欲しいのが春休みです。なぜなら、きたる新学年のスタートを気持ちよくきれるかどうかが、約2週間の時間の過ごし方にかかっていると言っても過言はないからです。
といっても、この時期ことさらに勉強しまくろう!ということではありません。
もちろん年度末の試験でわからなかったところの復習や、新学期の先取り学習は必要です。
それに加えて塾生諸君に考えてみてほしいことは、「将来の自分」について。
まだ漠然としている人も多いと思いますが、「未来のことはわからないからその時まで放っておこう」というのと、「先のことはわからないけれど、未来の自分がどうなっていたいのか考えてみよう。可能性を探ってみよう」と思うのとでは、日々の生活のなかで見える景色が全く変わってきます。より多くのものが見えるようになるのです。
自分の将来を歩くのは自分だけ。今は庇護のもとで暮らしていても、いずれは独り立ちし、人生を切り開いていかなければなりません。自分の人生や将来に自分で責任を持つという考え方から、将来を真剣に考え、そのためになすべきことをするという姿勢が生まれます。
将来について考えてみるごとに、皆さんの精神は大人に近づいていきます。
目の前のことに追われるだけでなく、視野を広げ、すこし大人になって新学期を迎えましょう!