8月に入って1週間が経とうとしています。諸君、いかがお過ごしですか。
塾に来ている皆さんからは、学期内にはない解放感が感じられています。よいでしょう、夏休みですから。ふだん授業に部活に習い事にと分刻みの生活を送っている人も、夏休み中は確実に「空欄の時間」が増えているはずです。
空欄の時間……それは、皆さんひとりひとりに任された時間。さて、どのように使っていますか?
勉強面では、ふだん時間がとれず後回しになっていた各科目の苦手分野克服ができれば一気に2学期からの学校生活がバラ色になりますね。今からでも、ぜひ取り組みましょう。
また、「学び」はいわゆる勉強だけではありません。ふだん訪れない場所にとびこんで自分の世界をぐんと広げることも、興味のある対象を深めることもできるでしょう。夢がふくらみますね。
その半面、慣れない「フリータイム」を前に、何をしたらよいのかわからずなんとなくぼーっと過ごしてしまっている人もいるのではないですか?
幸か不幸か、現代の中高生には、30年前の中高生が謳歌したフリータイムをほんの少ししか持っていません。時間割に従うことに慣れきっていると、いざその舵取りを自分に任されたときに進む方向や目的を見いだせなくなりがちです。夏休み期間中は、「自分で自分の舵をとる」貴重な練習の場にもなっているのです。
たとえ1日でも、半日でも、まとまったフリータイムのなかでできることは無限にあります。
この時間を使って、「どうしたら効率よく勉強やその他作業を進められるか」「好きなことをめいっぱい楽しむためにはどんな過ごし方がよいか」いろいろと試してみましょう。
時間の使い方がうまくなれば、できることも多くなります。もともとの計画よりも前倒しでことが進むようになり、その結果、未来のフリータイムが増えます。
この夏休みの過ごし方によって、二学期以降の生活が一学期よりもずっと充実したものになる、ということがおおいにあり得るのです。
夏休みもそろそろ中盤。先につながる、よい時間を過ごしましょう!